Hair concierge ?小川侑哉です
今回は、
【低栄養で起こること】のお話。
もうすぐ梅雨が来て、夏を乗り切ったころには、体力が奪われて食欲がないことがありますね。真夏の環境に適応できないと、自律神経が乱れて食欲不振にもなります。食べないと体力の消耗は激しく、体がだるい、やる気が起きないなど、心身の不調につながるのが夏バテです。でも、暑い環境は自分で変えることはできません。さらに「あっさりしたものを少なめに食べると、ダイエットにもなる」と考える人がいます。この状態を続けた先に待つのが「低栄養」の状態。実は、とっても危険なのです。
《低栄養とは?》
はっきりした定義はないようですが、健康な体を維持するために必要な栄養素が足りない状態を「低栄養」といいます。正確な病気の名前ではないのですが、放置しておくのは大変危険です。食欲がないと、「食べやすいものを少しだけ食べる」といったことはありがちです。これでは栄養バランスが悪く、エネルギー不足に陥りやすくなります。人間は、食事から栄養分を体内に摂り入れています。生きるために必要なのは、ご飯や麺類などの炭水化物、肉類や魚介類などに含まれるたんぱく質や脂質。そして、野菜や果物に含まれるビタミン類やミネラルも欠かせません。「主食を少しだけ」では、炭水化物は補給できても、他の栄養素は足りないことは明らかでしょう。
《痩せている方が太っている人より死亡率が高い!》
なんとも恐いお話ですが、東京都健康長寿医療センター研究所のある調査によると、「太っている人より?せている高齢者の方が追跡調査の8年後には死亡率が高くなっており、低栄養状態によって、死亡の危険度は1.5倍も高くなっていたのです。要介護者になるのも、?せている人の割合が高い」との結果だそうです。「?せている人」は、体格指数(BMI=体重㎏÷身長m×身長m)で「20」以下の人のことを指し、一般的に病的に?せているといわれるのは「18.5」以下ですが、低栄養状態は、「20」以下で起こっていると考えられるのです。身長1.55mの人の場合は、体重49㎏未満になると「?せている人」になります。食欲不振を放置しないことが大事になってきます。
《なりやすい人は?》
※高齢期(65歳以上の人)
※食べる量が年々減少している
※ダイエット、太り過ぎを気にして少食
※健康情報をうのみにする
※BMIの数値20以下の人、または血中アルブミン値が4.0以下の人
《原因は》
※食べる量が不十分
(噛む力の低下、嗜好の変化による。病気が潜んでいることも)
※体力の低下→外出しない→食欲の低下から
※食事の時間が不規則、または回数が減少する
※誤った知識("粗食が健康に良い"など)
※さまざまな要因が悪循環を引き起こす
《低栄養だと血管や筋肉までもが壊れる》
とくに高齢期に起こりやすいのは、たんぱく質・エネルギー欠乏症です。たんぱく質は筋肉や内臓など体の基礎を支え、健康な血管を維持するために、脂質とともに重要な役割を持っています。また、炭水化物はエネルギーになるため、ご飯などを減らしてしまうとエネルギー不足に陥っていまいます。低栄養状態が続くと血管がもろくなり、心筋梗塞や脳卒中につながります。また、炭水化物の少ない食事では、体はエネルギー不足に陥るため、たんぱく質や筋肉を分解してエネルギー源にしてしまいます。筋肉は体を動かす、骨を支えるなど、重要な役割を担っているため、筋肉量が減ることで活動量も低下してしまうのです。同時に、女性は閉経に伴う女性ホルモンの急激な減少で、骨密度が低くなって骨がもろくなる骨粗鬆症にもなりやすくなります。
結果的に、
低栄養になる → 健康寿命が短くなる
痩せ型で太っていないからといって健康であるとは限りません。
人間100年という数字が当たり前になろうとしている今、老後も健康的な活動ができるように、しっかりと今日から栄養を摂取して健康にいきたいものですね!
『参考資料:日本人の食事摂取基準(2015版)』
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- 2018.05.20
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